2026年10月14日

こんにちは、高槻リンク歯科です。「歯の神経の治療で、何度も歯医者に通わなければならないのはなぜ?」と疑問に思ったことはありませんか?
根管治療(こんかんちりょう)は、虫歯が進行して歯の神経に感染が起きた場合などに、歯の内部をきれいにして歯を残すために行う治療です。今回は、根管治療に複数回の通院が必要になる理由と、治療中に気をつけたいポイントについて解説します。
■ 根管治療とは?
歯の内部には「根管」と呼ばれる細い管があり、その中には神経や血管などを含む組織があります。虫歯が深く進行したり、過去に治療した歯の内部に感染が起きたりすると、根管内の感染した組織や細菌を取り除く必要があります。
根管治療では、専用の器具を使って根管内を清掃・洗浄し、感染をできる限り取り除いたうえで、薬剤などを用いて根管内を封鎖します。歯を抜かずに残すことを目指す、大切な治療です。
■ なぜ何回も通院する必要があるの?
根管治療に複数回の通院が必要になる主な理由は、次の3つです。
① 根管は細く、複雑な形をしているため
歯の根の中にある根管は、非常に細く、枝分かれしていたり、曲がっていたりすることがあります。歯によっては根管の数も異なります。そのため、感染した組織や細菌を丁寧に取り除くには時間がかかります。
② 細菌をできる限り減らす必要があるため
根管内に細菌が残っていると、治療後に再び感染が起こる可能性があります。根管内の清掃や洗浄を行い、必要に応じて薬剤を使用しながら、感染をコントロールしていきます。感染の程度や歯の状態によっては、複数回の処置が必要です。
③ 根管内の状態を確認しながら進めるため
根管内の感染が落ち着いているか、痛みや腫れなどの症状が改善しているかを確認しながら治療を進めます。状態が整ったら、根管内に充填材を詰めて封鎖し、その後、被せ物などで歯の機能を回復させます。
なお、必要な通院回数は歯の状態や根管の形、感染の程度、過去の治療歴などによって異なります。症例によっては少ない回数で進められることもあります。
■ 治療途中で通院をやめるとどうなる?
痛みがなくなると「もう治ったのでは?」と思うかもしれません。しかし、痛みがなくなったからといって、根管内の感染が完全に治まったとは限りません。
治療途中で通院をやめると、細菌が再び増殖して痛みや腫れが生じたり、歯の根の先に炎症が起きたりする可能性があります。また、仮の蓋が外れると、根管内に細菌が入り込むリスクも高まります。
歯を長く残すためにも、症状が改善していても、歯科医師の指示に従って治療を最後まで受けることが大切です。
■ 根管治療中に気をつけたいこと
治療中は、次の点に注意しましょう。
・予約した通院日を守り、治療を中断しない
・仮の蓋が外れた場合は、早めに歯科医院へ連絡する
・治療中の歯で硬いものを強く噛まない
・強い痛みや腫れなどが生じた場合は、早めに相談する
■ まとめ
根管治療に何回か通院する必要があるのは、歯の内部の感染をできる限り取り除き、歯を残せるようにするためです。根管は細く複雑な形をしているため、歯の状態を確認しながら慎重に治療を進める必要があります。
治療回数には個人差がありますが、途中で中断すると再感染などのリスクが高まります。大切な歯を長く使い続けるためにも、最後まで治療を受けるようにしましょう。
歯の痛みや違和感がある方、根管治療について不安や疑問がある方は、お気軽に高槻リンク歯科へご相談ください。